古家智嗣の好きなもの12

こんにちは古家智嗣です。
Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)によってデザインされた円形テーブル「Gueridon (ゲリドン)」は、1950年パリの大学の食堂用に制作されました。建築の柱にインスピレーションを受けた構造を持ち、天板部分に掛かる力を3本の幅広のウッドベースが分散することで、テーブル全体の揺れを防ぎ、高い安定性を実現しています。1951年にはアトリエ・ジャン・プルーヴェのカタログに「カフェテリア」として登場しています。円形の他にも四角形や異素材の天板があったそうです。
現在、Vitra(ヴィトラ)から現行で製造されている仕様は、天板と脚部のいずれも無垢材を採用しています。材種としては、ナチュラルオーク、スモークドオーク、アメリカンウォールナットの3種類です。すべてオイル仕上げとなっていますので経年により味わい深く変化していきます。