古家智嗣の好きなもの⑤

モダンデザインの巨匠、Verner Panton(ヴェルナー・パントン)がデザインしたラウンジチェア「Amoebe Highback(アムーベ ハイバック)」。1970年に開催されたケルン家具見本市での展覧会「ヴィジョナ展」のためにデザインされたもので、有機的で独特なフォルムが特徴です。
緩やかな曲線を描く背もたれは、よりかかると優しく身体にフィットします。また、柔らかいクッション性のある素材なので、快適な座り心地。 頭上まで伸びた背もたれは屋根のよう。周りから隔離されるので、快適な時間を過ごしたいときや集中して仕事をしたいときに活躍します。
カラーバリエーションは、「Volo」から17色、「Tonus」から14色の全31色。同色で揃えるのはもちろん、カラフルに並べてれば空間のアクセントになります。使用する空間や好みでお選びください。

古家智嗣の好きなもの⑤

Jean Prouve - EM Taable


こんにちは古家智嗣です。
Jean Prouve(ジャン・プルーヴェ)によってデザインされたEM Taable(EMテーブル)は1939年にTable type S.A.M.(テーブルタイプ S.A.M.)として初のプロトタイプが制作されました。
1950年代には建築家のPierre Jeanneret(ピエール・ジャンヌレ)、Charlotte Perriand(シャルロット・ペリアン)と協同住宅プロジェクト「Maison Tropicale(メゾン・トロピカル)」の際にデザインされ、ダイニングテーブルとして生産を開始。当時は、スチール製、アルミ製に加え、分解式の脚など多数のタイプが試行され、天板は無垢材、積層材、アルミ材などが作られていたようです。

古家智嗣の好きなもの④

建築家 ジャン・プルーヴェの代表作「Standard Chair」


スタンダード チェアの特徴は、幅広に作られた三角形の後ろ脚です。
荷重負荷が大きい後ろ脚を太さのある中空の鋼板にすることで、椅子への負担を軽減させています。深く座った時に最も負荷がかかる座面の位置を特に太くし、座面から背にかけて脚が細くなることで、寄りかかりやすい角度を実現するなど、後ろ脚ひとつをとっても細部までこだわって作られていることがわかります。
スタイリッシュな佇まいでありながら、使い手のことを考えて抜かれた構造のスタンダードチェア。